プロeスポーツチーム「REJECT」を運営するリジェクト（東京・港）は6月18日、ミュージックビデオなどの映像制作を手がけるサイラン（東京・目黒）の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。REJECTは、『Fortnite』や『League of Legends』、『Apex Legends』など人気ゲームタイトルを冠する8部門を保有する累計賞金獲得国内1位のチーム。総勢30人の選手・15人のVTuber含むゲーム配信者で構成される。NURO光やロート製薬などとスポンサーシップ契約を結んでいる。また2024年11月には伊藤忠商事との資本・業務提携も結び、eスポーツチームの世界展開を進めている。
サイランは、クリエイターのマネジメント業務や映像制作などのプロダクション事業を行うクリエイティブカンパニー。社内にはアニメーター、イラストレーター、CGクリエイターが在籍し、高い技術力や表現力で業界内外から高い評価を得ている。これまでにano「スマイルあげない」、Vaundy「ZERO」など多くのアーティストのMVを担当してきた。
リジェクトはサイランが持つクリエイティブ制作能力をグループ内に取り込み、高品質で魅力的なコンテンツを提供する体制の構築を図る。eスポーツチームのSNSやYouTube、ストリーミング配信などで発信される動画・静止画のクリエイティブ表現の幅を広げて、チームや所属選手・タレントのブランド力向上を推し進める。
