サントリーは「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」のこだわりを体験できるイベント「RISING BALL BAR」を4月25日~4月29日の期間限定で麻布台ヒルズにて開催している。
一般オープンに先駆け、同社は4月25日にオープニング記念およびメディア向け体験会イベントを実施。俳優の役所広司と『地面師たち』『モテキ』などの作品を手掛けた映像ディレクターの大根仁監督によるトークセッションを行った。
俳優の役所広司(写真左)と映像ディレクターの大根仁(写真右)。このフォトスポットはイベント期間中、一般向けとしても設置される。
「RISING BALL BAR」では、「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」やサントリーのビール工場・蒸留所で販売している“おつまみセット”を提供するほか、ビールの泡にデザインをプリントする「夢泡アート体験」も実施している。
2人の“夢”をビールの泡にプリント
役所広司、大根監督によるトークセッションでは、「2人の仕事をする上でのこだわり」や「日本のものづくり」などについて語り合った。
2人は2019年に放送されたNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』で演出と役者としてかかわりがあり、当時の撮影の中で大根監督は「役所さんが本番直前まで自身で台詞の練習をしていた」とこだわりを感じたエピソードを披露。
「日本のものづくりの特徴は?」というテーマに対して大根監督は、撮影現場のスタッフの細部にまでこだわる姿勢について言及。役所も「衣装やセット、小道具など、そういったものから(自分が)演じる人物に近づけてもらえることは、演技にもとても大きな影響がある」と述べた。
トークセッションの後は2人が「夢泡アート体験」を実施し、それぞれの“ものづくりの夢”をビールの泡にプリントし、発表した。
「夢泡アート体験」では、役所は撮影で使用する“カチンコ”を、大根監督は「強さ優しさユーモア」という言葉を選んだ。
2人が選んだ“ものづくりの夢”を実際にビールの泡にプリントした。
“カチンコ”を選んだ理由について役所は、「カチンコを打ち鳴らす音でたくさんの芝居が生まれてきて、カチンコの音でそのシーンが終わる。カチンコの音で俳優もスタッフも夢の世界に入っていく。撮影の現場はデジタル化が進んでいますが、このカチンコは変わっていない。このカチンコに、私たち映画をつくっている人間の夢と冒険の気持ちを感じて、選びました」と説明。
また、大根監督は「強さ優しさユーモア」について、「たくさんの人でつくり上げる映像作品=夢の実現に何が必要かというと、私は現場のすべての人間に必要なのが、強さであり、優しさであり、そして一番大切なのがユーモアだと思っています。つらい状況でもユーモアがあれば大抵のことは乗り越えられると思うので、この3つを常に心に持つようにしています」と語った。

「RISING BALL BAR」イベント会場の様子。